生物環境科学科

卒業生はどのような仕事についているのか、また、母校をどう思っているのか気になりますね。今回は、2018年度卒業生で関東農政局 那珂川沿岸農業水利事業所に勤める玉川美月さんに皆さんの疑問を尋ねてみました。

― 仕事の内容と魅力をお教えください
?国営那珂川沿岸農業水利事業所では、水戸市他8市町村の食料供給力の向上を目的に、ダムや揚水機場、パイプライン等の農業水利施設の新設?改修を行っています。
私は現在、事業所2年目の係員です。1年目は、工事課で揚水機場や吐出し水槽、パイプラインの工事監督を経験しました。2年目の現在は調査設計課で、工事実施に必要な調査や設計、事業予算の管理などを行っています。設計業務では、県?市町村、改良区との関係調整をはかりながら、設計コンサルタントとどこにどのような工法が必要なのか検討していきます。設計の成果が図面になり、工事がイメージ出来るようになってくることにやりがいを感じます。
国営事業は流域全体の農業を形作る基盤を作るものです。このような大きなスケールの仕事ができるのは、国の仕事の最大の魅力です。


― 大学時代にやっておいてよかったということは何ですか?
?卒業論文です。卒業論文は1人1つテーマがあり、各々で書き上げるものです。しかし、フィールドワークの多いこの学科では、研究室全体で協力し合いながら研究をします。
みんなで現場で汗をかき、週に一度のゼミに怯え、指摘し合い、励まし合い、時には揉めつつ卒業論文を書きました。苦しいことも多かった気がしますが、この経験は私にとって学生時代で一番の財産です。
このように、自分の作業を進めながら、人を手伝い、手伝ってもらいというのは、仕事も同じです。1人でできる仕事はありません。
卒業論文は社会に出る前の予行練習みたいなものです。卒業論文に対して、どう考え、どう取り組むかは、その後の仕事に大きく影響します。就職した今になって、当時先生に指摘されたことや研究室の仲間との関わりの重要性が痛いほどわかりました。
どんな研究テーマでもいいので、卒業論文には本気で向き合ってみてください。


― 大学時代にもっとやっておけば良かったと思うことは何ですか?
勉強です。仕事をしているなかでもっとちゃんとやっておけばよかったと日々感じています。水理学、土質工学、測量学、材料力学その他もろもろ、その場しのぎの勉強をしてきたことを非常に後悔しています。あたりまえのことですが、勉強も大切です。気乗りしない科目ほどに仕事でよく使います(人によりますが。)。日々の授業を大切にして、自分のものにしてください。


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?十和田は食べ物もお酒もおいしく、海あり山ありでとにかく最高です。何も無いのではと不安に感じるかもしれませんが、行ってみれば充実した日々を送ることができます。部活動なども充実しているので、なんでもやってみるといいです。私自身、学生時代は突発的に旅行に行ったり、やったこともない学生プロレスを始めたり、とにかく色々経験しました。
学生の最大の武器は、体力と時間だと思います。これをフル活用して、何事も失敗ありきでとにかく挑戦し、充実した学生生活を送ってください。

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事業所倉庫前にて。現場帰り。

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