文字サイズ
拡大
標準
背景色

特色?方針

形成?美容外科(美容医学)部長
石川 心介

外観のアンチエイジング治療が当科の特徴です。顔面や体幹のたるみ、しわなど、加齢によって変化する老化変形に対して、形態のみではなく皮膚の状態も考慮して治療を行っています。そのため、当科には形成外科医と美容皮膚科医が在籍しています。しかし、老化変形の中には、病気により加速度的に老化が進行した例も含まれます。その代表的なものとして、眼瞼下垂(がんけんかすい)があります。病気が潜んでいれば、まずその治療を行っていきます。

美容についてはこちら

対象疾患

  • 眼瞼
    眼瞼下垂、逆さまつ毛、重瞼(二重)希望、まぶたのたるみなど
  • 顔面の老化変形
    額の皺、凹み、顔面のしわ?たるみなど
  • 体幹の老化変形
    乳房下垂、乳頭変形、腹部?臀部?上肢?下肢のたるみ
  • 鼻の変形
    鼻骨骨折後の変形、団子鼻、鼻が低いなど
  • 耳の変形
    立ち耳、折れ耳、ピアス後の変形など
  • 口唇の変形
    唇が薄い?唇が厚い、口角が下がっているなど
  • そのほか
    爪の変形、おへその変形、顔面神経麻痺にともなう変形、睫毛貧毛症、脱毛症、眼瞼痙攣、顔面痙攣、多汗症、乳房再建手術、瘢痕(傷あと)修正、皮膚?皮下腫瘍、顔面骨骨折(下顎を除く)、女性器の変形?しみ?くすみ?肌荒れ

診療内容

眼瞼下垂詳しくはこちら

眼瞼下垂は視野が狭くなるだけではなく、頭痛、肩凝り、易疲労感(疲れやすい)、意欲低下、不眠症などの不定愁訴をひきおこし、顔の上半分の老化を加速させます。また、眼の形や額のしわなど外観上もマイナス要因が増えてきます。改善させるには手術療法しかありません。眼瞼下垂症に関しては、保険適用となることがあります。

上眼瞼に関しては逆さまつ毛やたるみも眼瞼下垂によることも多いのです。軽度の眼瞼下垂に関しては自費診療になりますが、予防的治療と思ってください。逆さまつ毛の場合は保険適用になります。
手術によるイメージの変化は大なり小なりあります。イメージの変化を最小限にしたい場合、眉毛リフトや前額リフトなどの手術をあらかじめ行うこともあります。この場合の治療は自費診療になります。
当科は、下眼瞼のたるみや下眼瞼の逆さまつ毛に関しても定評があります。

眼瞼痙攣、顔面痙攣

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)は、眼を開けにくくなったり、まばたきが増えたりする病気です。眼瞼痙攣の症状は主に眼の周りに起こります。その原因は、実は脳にあります。「まぶしい」「眼をつぶっていたほうが楽」「眼を開いていられない」「片眼をつぶってしまう」などの症状が多くみられ、人によってはものにぶつかりやすかったりします。眼瞼痙攣を根治的に治す方法は残念ながらありません。対症治療(症状を和らげる治療)として、ボツリヌストキシンという薬を眼の周囲に注射して、眼を閉じる力を弱める方法は世界でも第一選択肢となっています。
当科では「片側顔面痙攣」「痙性斜頚」「重度の原発性腋窩多汗症」に対するボツリヌストキシン治療も行っています。また、症状軽減のために、手術療法を併用することもあります。

鼻の変形

鼻の変形に関しては、鼻骨骨折後の変形などは保険適用になります。隆鼻術などは、異物を使用せず肋軟骨や耳介軟骨などの自家組織を用いた手術を行っています。だんご鼻、わし鼻改善の手術や小鼻縮小も行いますが、全体のバランスを最優先に考えます。

乳房変形

授乳後などに乳腺が萎縮し、乳房が下垂したり、乳頭の変形を生じている場合、手術による乳房の吊り上げや乳頭縮小術が可能です。乳房肥大?下垂により日常生活に差し障りがある場合は、乳房縮小術も行います。手術は、すべて自費診療になります。
授乳に問題を生じそうな陥没乳頭や乳がん術後の乳頭?乳輪形成は保険適用になります。

爪の変形

陥入爪、巻き爪などの爪の変形に対しての手術を行っています。手術は保険適用になります。
日常生活に支障なく治療を行うために、手術療法以外にワイヤーなどによる矯正治療も実施しています。爪の変形程度に応じ、3種類の矯正法があります。矯正法はすべて自費診療になります。

体幹の変形

腹部、臀部、四肢の皮膚のたるみによる変形も手術による改善が可能です。減量後の皮膚のたるみなども治療を行っています。また、脂肪過多による変形に対しては、脂肪吸引術を行います。手術はすべて自費診療になります。

乳房再建手術

乳がんによって失われた乳房を新たにつくる手術が乳房再建です。
ブレストセンターと連携して行っています。詳細はこちらをご覧ください。

スキンケア(しみ、しわ)詳しくはこちら

Qスイッチルビーレーザーによるしみ治療やケミカルピーリング、ヤグレーザーによるレーザーピーリング、ビタミンCのイオン導入などのスキンケアにも定評があります。ホクロやイボは炭酸ガスレーザーによる治療を行っています。
肌を治療する場合、現在の肌の状態を把握するために、まず肌診断を行います。日常のスキンケアの指導を行うことから始めていきます。
しみ、しわは早期治療ほど簡単で効果が上がります。しかしながら、最も重要なことは予防ですので、気になったら早めにご相談ください。

一般形成外科として、傷あと(瘢痕)、ケロイド、顔面神経麻痺、耳介変形、ヘソ(臍)変形などの手術は健康保険適用となることがあります。
形成外科?美容外科診療に関しては、紹介状が必要です。美容外科施術後のトラブルなどで紹介状が難しい場合は、予約時にお話しください。美容外科に関しては、すべて自費診療です。

◇形成外科?美容外科は完全予約制をとっておりますので、事前に電話予約のうえ、ご来院ください。

予約専用電話

03-5791-6148(直通)

受付時間:月~金曜日 10:00~12:00 / 13:30~16:00
※祝日、年末年始を除く

行っている治療法、手術

眼瞼手術(眼瞼下垂手術、内反症手術、重瞼術、除皺術、上眼瞼リフトなど)、顔面の老化変形(前額部リフト、フェイスリフト、口角挙上術、リップリフト、眉毛挙上など)、体幹の老化変形(乳房固定術、乳房縮小術、乳頭縮小術、陥没乳頭形成術、腹部や臀部や上肢?下肢のたるみに対する形成術)、鼻の変形(整鼻術、隆鼻術、鼻尖形成術、鼻骨骨折後の変形矯正など)、耳の変形(立ち耳、折れ耳、ピアス後の変形などに対する形成術)、脂肪注入術、爪の変形(ワイヤー矯正、人工爪による矯正、爪形成術など)、ヘソ(臍)形成術(でべそ、臍の形態)、顔面神経麻痺再建手術、睫毛貧毛症に対する外用治療、単一植毛術、顔面のしわ?たるみに対するボトックス?ヒアルロン酸注射、眼瞼痙攣?顔面痙攣に対するボトックス注射?手術療法、多汗症(腋窩:わきのした)?手掌に対するボトックス注射、乳房再建手術(シリコンインプラント)、瘢痕(傷あと)修正手術、ケロイドに対する外用?注射、皮膚?皮下腫瘍に対する手術?レーザー治療、シミ?ホクロ?あざに対するレーザー治療、スキンケアに対する内服?外用?ケミカルピーリング?レーザー?イオン導入など

おもな実績

眼瞼下垂診療実績(手術あり):平成22年度 全国4位、平成23年度 全国7位

医師紹介

氏名 役職?専門?出身 資格等
石川 心介(いしかわ しんすけ)
<役職>
部長

<専門>
形成外科一般?美容外科一般
<出身>
博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@医学部(2002年3月)
日本形成外科学会専門医
日本創傷外科学会専門医
日本形成外科学会小児形成分野 指導医
森山 和の(もりやま かずの)
<役職>
医員

<専門>
形成外科一般
<出身>
私立岩手医科大学医学部(2007年卒業)
日本形成外科学会 専門医
日本形成外科学会 皮膚腫瘍外科分野指導医
日本創傷外科学会 専門医
氷見 和巳(ひみ かずみ)
<役職>
非常勤
池本 繁弘(いけもと しげひろ)
<役職>
非常勤

形成外科専門医(日本専門医機構)
日本形成外科学会領域指導医
日本美容外科学会専門医(JSAPS)
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本創傷外科学会専門医