2022年4月より一般教育部に着任いたしました矢野奈々です。本学では基礎教育科目、外国語系の英語A?Bを担当します。私の専門はイギリス文学で、特に19世紀ヴィクトリア朝時代の小説を研究しています。ヴィクトリア朝期はイギリスが大英帝国として最も繁栄した時期ですが、その栄光の陰にある悪や闇、とりわけ小説における登場人物の精神的な悪と闇の面に焦点を当てています。

ディケンズやブロンテ姉妹といった著名な作家が多いヴィクトリア朝時代において、これまでは女流作家のジョージ?エリオット(George Eliot, 1819-1880)の作品を主に研究しており、2017年には博士論文に加筆?修正を施した『ダーク?ヒロイン：ジョージ?エリオットと新しい女性像』を彩流社より単著出版致しました。

エリオットの名言に「なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない。(It is never too late to be what you might have been.)」というものがあり、この言葉にいつも励まされて日々過ごしてきました。今、私が置かれている立場はまさに「なりたかった自分」だと思います。この機会を与えてくださった博狗体育在线_狗博体育直播【官方授权网站】@には心から感謝をしており、より一層努力をしていきたいと思っております。そして、今後は私も皆さんと同じように「なりたい、を超えていく」ことができるようにしたいと強く思っています。

最後に、これまでの10余年、５つの大学で英語教育に携わってきました。また、かつてアメリカ(ニューヨーク)で５年間の海外生活を送っていた間、大学への通学や、子育ても現地で経験しました。こういった今までの経験を活かした英語の授業を行っていきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願い致します。何かございましたら、お気軽にお声がけください。