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RESEARCH

研究室紹介

分子構築学

キーワード:#人工酵素の設計合成 #貴金属化合物 #リン化合物

酵素モデル貴金属化合物の開拓合成、触媒機能の探究

この講座では新しい物質を作り出し、分析し、構造を決めて、物質の構造と性質の相関を解明することを目標にしています。そのため周期表のあらゆる元素を組み合わせて化合物をつくり、分析する手法と技術を磨いていきます。「独創的な方法を用いた新規化合物の合成」を目指して、人類の財産となる物質を生み出すという夢にチャレンジしています。

研究内容

酵素モデル貴金属化合物の開拓合成、触媒機能の探究

酵素は通常の条件下では起こり得ない特異な反応を触媒しており、その活性中心に金属原子を含むことが多く知られています。活性中心は分子量の大きなタンパク質に埋め込まれているため、酵素そのままの利用には様々な問題があります。そこで私たちの研究室では、これらの酵素活性中心をもとにした新規ヘムモデルやカルボン酸架橋多核錯体の開拓合成を行っています。特色は、生体が利用していない貴金属元素を用いた化合物展開を行っている点です。これらの元素は地球上に稀少で、反応機構解明にも役立ちます。私たちは周期表を駆使して、どの生物にもできなかった高効率、高選択的な反応の実現を目指しています。