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クリニカルラダー Clinical Ladder

北里のクリニカルラダー

クリニカルラダーシステム(臨床看護実践能力習熟段階制)は、新人ナースからエキスパートナースへと段階を踏んで臨床看護実践能力を育成するシステムです。北里は、パトリシア?べナーの看護論「From Norvice to Expert(初心者から達人へ)」を基本に置き、1996年に導入しました。

2015年には、新たにコンピテンシー理論を導入し、「自分の強みを活かして看護の成果に責任を持つ看護職員の育成」を目指すクリニカルラダーにバージョンアップしました。クリニカルラダーVer.2は、様々な段階にある看護職員や多様なキャリアを持つ看護職員の成果責任を明確にしています。育成と評価は、ジェネラリストはクリニカルラダー、教育指導者?管理者?スペシャリストはキャリアパスで行っています。

クリニカルラダーVer.2は「発明」として認められ、2019年9月に「能力評価システム、能力評価方法及びプログラム(整理番号:H27003)」として、特許登録されました。

クリニカルラダー Ver.2 Clinical Ladder Ver.2

看護部の成果責任

看護部の理念「患者中心の看護」「共に創りだす看護」を実現に向け、成果を出すために看護職員が果たすべき責任として以下の6項目をあげています。

  • 個人の尊厳と多様性を尊重したケアを提供する
  • 患者の生きる力を支えるケアを尊重する
  • 最新のエビデンスに基づき、看護の専門職として判断したケアを提供する
  • 安全で安楽、安心なケアを提供する
  • 地域と連携した継続性のあるケアを提供する
  • 患者を含めた医療チームが協働してケアを提供する
ジェネラリストのクリニカルラダー

次の5段階で構成されています。

レベル0 初心者ナース
(基礎教育終了時)
レベルⅠ 新人ナース
レベルⅡ 一人前ナース
レベルⅢ 中堅ナース
レベルⅣ エキスパートナース

各段階で、実践?管理?教育?倫理?研究の5つのカテゴリーの成果責任(到達目標)を決定し、臨床看護実践能力を習熟させていくシステムとなっています。院内研修には、各レベルの目標達成を支援するための教育プログラムが用意されています。

「教育プログラム」を詳しく見る

キャリアパス

教育指導者?管理者?スペシャリストは、キャリアパスを用いた育成?評価を行っています。ジェネラリストのクリニカルラダーと同様に、各職域でそれぞれの成果責任(到達目標)が設定されています。

教育指導者については、教育する対象者の違いにより「プリセプター」「新人教育担当者」「教育担当者(部署)」「実習指導者」「臨床教員」の役割があり、役割に応じた成果責任を設定しています。

"教育指導者"役割の関係図

"教育指導者"へのインタビュー

コンピテンシー

資格や知識、技術だけでは高い業績を生むことはできず、動機や行動があって初めて成果(仕事の結果)につながります。この成果に結びつく行動の特性をコンピテンシーと言います。

人によりそれぞれ強みと弱みが異なるため、異なるコンピテンシーが組み合わさることによって、よりよい成果を上げることになります。したがって、患者に対して成果を出すためには、自分の強みとなるコンピテンシーを理解し、他者の強みも理解したうえで、協働できる人材育成を目指しています。

コンピテンシーを意図的に活用できるようになるために、うまくいった事例をリフレクション(内省)して、「私の強みジャーナル」として記述する取り組みを行っています。このジャーナルは、専用のシステム内に入力しており、本人が望む場合は他者に公開できる仕組みとなっています。公開されたジャーナルは「みんなの強みジャーナル」として、部署あるいは看護部全体で共有されます。

評価の実際

クリニカルラダー、キャリアパス、コンピテンシーの評価は、紙面上ではなく、eポートフォリオというシステム上で管理しています。eポートフォリオによって、評価が効率的に行えるようになるだけではなく、過去の自分と現在の自分を容易に比較できるので、自己の成長を実感できるツールとなっています。

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