相模原市認知症疾患医療センター

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センター長コラム

第1回 このコラムで伝えたいこと

 認知症疾患医療センターには認知症に関する情報発信の役割を果たすことが期待されています。私たちはこの情報発信という役割を果たすために何をすべきか、センター職員、相模原市の皆様と話し合ってきました。私たちはこれまで年2回開催してきた研修会も、情報発信の機能を果たす場として認識していました。しかし、認知症に関する情報発信として、年2回の研修会だけでは十分とは言えません。
 そもそも、私たちが目指したいのは、認知症のある人が安心して暮らしやすくなるということです。そして認知症があっても安心して暮らすことのできる街づくりです。しかしその目標が実現されていない現実が多くあります。その理由のひとつとして、認知症に関する理解が十分に広がっていないということがあげられます。認知症のある人の心情が理解され、尊重され、ねぎらわれ、必要な時に手助けされ、したいことがしやすくなり、張り合いを感じられるようになるためには、認知症に関する理解を深めた人が増えていくことが必要です。センターに情報発信が期待される理由はそこにあるはずです。
 そこで、少しでも多くの人たちに認知症に関する理解を深めていただくことを目標に、この場を活用して情報発信することになりました。なるべく月1回の発信を目指していきたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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