研究
Research

増殖生物学講座
水族増殖学研究室

研究室について

研究内容

魚類の繁殖を研究して、水産資源の未来を拓く。
私たちはウナギの幼魚が群れで河川を?上していく過程で穴居生活を始めること、この生態変化の時期に集団で飼育するとストレスホルモンの分泌が増加し、それが雌への分化を抑制している可能性を見出しました。本研究から魚類における新たな性決定環境因子の発見が期待できます。このように魚類の繁殖について研究することで、減少していく水産資源の増殖と持続的な利用を目指しています。
幅広い手法で、生物の生態を明らかにする。
絶滅危惧種であるニホンウナギの保全のため、河口で海からやってくる数を調査しています。また、資源管理が必要なイカナゴの生態を明らかにするため、飼育実験や遺伝子解析も実施。都市部を流れる大型河川で、人間と魚類が共存するための方法を探る研究も行っています。こうした基礎的な研究と並行して、蒲焼きや寿司を DNA解析により種同定し、天然資源の持続的利用も目指しています。
水族増殖学研究室1
水族増殖学研究室2
水族増殖学研究室3
海洋生命の不思議を学ぶ5