研究
Research

応用生物化学講座
食品化学研究室

研究室について

研究内容

海洋生物の生体成分を科学し、食品へと応用する。
海洋生物の生体成分には人間にとって薬や毒になるものなど、多種多様です。私たちはその成分について、食品としての機能性、海洋生物における生理機能の解明などを行っています。多岐にわたるテーマから、 3つを紹介します。
  • 海産無脊椎動物に見出されるオピンは、脊椎動物の乳酸に相当する嫌気的呼吸の最終産物であるとされています。なぜ乳酸ではなくオピンを嫌気的呼吸の最終産物とするのか、動物種によって生成するオピンの種類が違うのはなぜか、その解明に取り組んでいます。
  • トラフグ、メダカ、シーラカンスなど、様々な魚類のゲノム配列情報から、次世代シーケンサーやゲノム編集等の先端機器?技術を活用し、可食部である筋肉を構成するタンパク質の性状、分子進化等の解明を目指しています。
  • アミノ酸には、生物活性が全く異なるL型とD型の異性体があります。真核生物のアミノ酸はL型ですが、面白いことにエビ、タコなどにはなぜかD型も含まれています。この珍しいアミノ酸の生物内での役割や代謝の解明に取り組んでいます。
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