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北里研究所と大日本住友製薬との共同研究
カルバペネム耐性菌感染症治療薬として創製された新薬候補化合物のフェーズ1試験を開始

 学校法人北里研究所(本部:東京都港区、理事長:小林 弘祐)と大日本住友製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:野村 博、以下「大日本住友製薬」)は、このたび、両者の共同研究を通じてカルバペネム耐性菌感染症治療薬を目指して創製されたKSP-1007(開発コード、以下「本剤」)のフェーズ1試験を大日本住友製薬が米国で開始しましたので、お知らせします。
 今後、大日本住友製薬は、複雑性尿路感染症および複雑性腹腔内感染症を予定適応症として本剤の開発を進める予定です。
 本剤は、産学官の連携事業である国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE:Cyclic Innovation for Clinical Empowerment)」に係る研究開発課題において実施している共同研究で見出しました。
 本剤は、カルバペネム系抗菌薬を分解する細菌由来の酵素であるβ-ラクタマーゼを広域かつ強力に阻害する作用を有しています。本剤は、世界的に汎用されているカルバペネム系抗生物質製剤メロペネム水和物(大日本住友製薬の国内製品名「メロペン?」)との配合剤とすることにより、カルバペネム耐性菌による感染症に対しても有効な治療選択肢となることが期待されています。

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学校法人北里研究所 総務部広報課
〒108-8641東京都港区白金 5-9-1
E-mail:kohoh“AT”kitasato-u.ac.jp
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